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公開日:2025年4月23日

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知事記者会見 令和7年4月21日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和7年4月21日(月曜日)13時00分から13時25分
  • 場所:香川県庁本館9階県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

【20分3秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)特に往路の時間というのは、
正)特に復路の時間というのは、

報告項目

  • かがわマラソンボランティア協力団体の募集について

報告事項

知事:
【かがわマラソンボランティア協力団体の募集について】
いつも大変お世話になります。今日もどうぞよろしくお願いいたします。まず私から、かがわマラソンボランティア協力団体の募集についてご報告いたします。お手元に資料があると思いますので、見ながらお聞きいただければと思います。来年の3月15日に予定しておりますかがわマラソンですけれども、沢山のボランティアの方のご協力が必要であります。今回、企業やいろいろな団体に対しまして、ボランティアへの協力をいただける団体を募集するものでございます。資料にもありますように、このボランティアですけれども、同等の規模のマラソンの例を見ますと、現在、約2,900名ほどのボランティアの方に協力いただけないかと思っております。ボランティアの方には、マラソンのコースの途中に、給食、お水を取ったり、ちょっとした食べ物を取るところがありますけれども、そこのお手伝いですとか、スタートのときの手荷物の預かり、ゴールしたときの(手荷物の)返却のお手伝い、最終的に完走した方への記念品のお渡し、そういったものが主なお仕事として考えておりますけれども、ぜひ多くの方に協力をいただけないかと考えておりまして、今回、団体の募集ということでお願いをしたいと思っております。ぜひ、いろいろなところで、またメディアの方にもご協力をいただければと思います。私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

質問項目

1.瀬戸内国際芸術祭の混雑対応等について
2.南海トラフ巨大地震の被害想定の見直しについて
3.県内のクーリングシェルター設置状況について
4.かがわマラソンについて
5.大阪・関西万博について

質問事項

幹事社:
【1.瀬戸内国際芸術祭の混雑対応等について】
【2.南海トラフ巨大地震の被害想定の見直しについて】
【3.県内のクーリングシェルター設置状況について】
幹事社からは、今回3点の質問をさせていただきます。まず1点目、瀬戸内国際芸術祭の混雑対応についてです。今月18日に瀬戸芸が開幕したことを受けて、まずは知事の週末のにぎわいなどについての受けとめを伺いたいです。また、大阪・関西万博や県内での大型イベントなどが今後も予定されている中、瀬戸芸の会場ではゴールデンウィークに例年以上の混雑が予想されていますが、それに対しての対策などがあれば伺いたいと思います。そして2点目です。南海トラフ巨大地震の被害想定の見直しについてです。国が先月末に公表した南海トラフ巨大地震の被害想定を踏まえて、県独自の被害想定について、現在検討が進められていると思います。当初3月をめどに新たな被害想定の概要を示したいとのことでしたが、現在の状況や、また遅れている理由、そして今後の影響や見通しなどについて伺いたいと思います。そして最後3点目が、県内のクーリングシェルターの設置状況についてです。明後日23日から今年の熱中症警戒アラートの運用が始まります。去年から新たに熱中症特別警戒アラートの運用がスタートしたのに合わせて、クーリングシェルターの設置も各自治体には求められています。県内の取り組み状況や今後の方針について伺いたいと思います。以上です。

知事:ありがとうございました。今3点ご質問がございました。まず1点目の瀬戸内国際芸術祭の混雑対応についてでございます。18日に開幕することができました。そして初日から天候にも恵まれまして、週末3日間、非常にいろいろな会場でにぎわいがあったと伺っておりますし、私もそのように感じております。具体的には、今回会場になりました瀬居島を含めた瀬戸大橋エリアで、住民の方が準備したお弁当が早々に売り切れたこと、また直島で、夕方の高松への最終便がこの3日間とも満席になりまして、待機していた付船と呼ばれる船の利用がされたということで、これは前々回にもなかったことでございまして、前々回以上のスタートになっているのかなと思います。土曜日の朝に急に濃霧が発生したことで、島へのフェリーの運航が一時的にできなかったことがございまして、私も心配をしましたけれども、結果的には早々に運航が開始されたこと、そしてその間については高松港周辺をご覧いただいたり、周遊のルートを変えていただいたことがあったかと思いますけれども、大きな混乱もなく、また運航が始まってご覧いただけたと思います。今後も運営上、混雑の状況をよく見ながら改善できる点についてはできるだけ早く取り入れて、気持ちよく見ていただいてお帰りいただけるような、そういう芸術祭にしたいと考えております。そして今後の、特にゴールデンウィークの混雑対応でございますけれども、早い段階から、カレンダーの方式で混雑の状況を5段階に分けまして、1日ごとに予想される混雑の状況を示しております「混雑予想カレンダー」というものを芸術祭公式アプリや公式ウェブサイトで発表しておりますけれども、本日もゴールデンウィークに向けて内容をアップデートしたところでございます。ぜひ、ご来場の計画のある方に、この「混雑予想カレンダー」をご覧いただければと思います。ゴールデンウィークの具体的混雑の予想ですけれども、今回のゴールデンウィークの日取りの関係で、今予想されているのが後半の5月の3日、4日、5日、ここが混雑のピークになるのではないかと予想しております。この3日間をできれば避けてご来場いただけないかということでございます。この「混雑予想カレンダー」と合わせて、同様に芸術祭の公式アプリや公式ウェブサイトの中で、当日、随時、島ごとの混雑の状況に応じて示したものがございます。こちらもぜひ見て、カレンダーと併せてご覧いただいて、できるだけ平準化にご協力をいただければということでお願いしたいと思っています。メディアの皆様にも、このようなことを併せて報道いただければ幸いでございます。次は南海トラフの被害想定の件でございます。国による被害想定の見直しがされて、それを踏まえて香川県内の被害想定の見直しを行うという予定で進めております。国による見直しの公表が、先月の3月31日にされたところでありまして、これを踏まえて、早速県の被害想定の見直し作業に入っております。現時点ではいつまでに公表ということをお知らせできる状況にはございませんけれども、今の見込みでは、夏ごろを目途にしながら、できるだけ早い時期に公表をしたいと考えているところでございます。それから3点目の県内のクーリングシェルターの設置状況でございます。昨年度、香川県下すべての市町におきましてクーリングシェルターの指定をしていまして、全体で284施設の指定がされております。内訳としては、図書館や公民館などの公的な施設が171施設、スーパーなどの民間の施設が113施設となっております。いよいよ暑いシーズンに入って参りますので、県も市町と連携して、熱中症警戒アラートが出た場合の適切な広報の充実などを、しっかりと市町とも認識を共有して進めて参りたいと思います。なお、今年も暑い夏が想定されますので、今月4月中には、まずは県庁内の関係各課が集まった連絡会の開催を予定していまして、熱中症対策の取組みの状況などについて確認したいと思っておりますし、その後5月には、それに市町あるいは関係団体も入っていただいたネットワーク会議を開催したいと思っております。今、念頭にあります新しいこととしましては、これまでチラシですとか、広報紙を通じていろいろな県民、市民、町民への呼びかけを行っていましたけれども、音声で熱中症予防を呼びかけるために、CDに録音をしたものをみなさんで共有しまして、広報車や、瀬戸芸のこともありますので船の乗り場、公共の施設、そしてイベント会場などで流せるようなものを作り、いろいろなところへ配布をして、流してもらう、このようなことを考えております。私からは以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

【1.瀬戸内国際芸術祭の混雑対応等について】
記者:瀬戸芸で、さきほど知事も週末にご覧になって、相当いい滑り出しというようなご感想でした。気の早い質問ですけれども、今年の瀬戸芸、前回は2022年、コロナ禍での開催でしたが、今回は完全に正常化した状況での開催で、大阪万博との相乗効果、あるいは今回も新たなエリアが増えます。そうなりますと県への経済波及効果、日銀がいつも終わると集計して発表していますけれども、2019年は180億円という経済波及効果という試算がございました。今回は19年超え、あるいは200億円の大台乗せみたいな可能性については、知事はどうご覧なってらっしゃいますでしょうか。

知事:はい。経済効果の主たる部分というのは、訪れる方とそれに伴う消費額の掛け算になってくる部分が主なものではないかと考えております。そういう意味において、今回、コロナ禍からの反動ということもございますし、会場の追加、作品の追加、いろいろな意味で過去最大規模の芸術祭になっておりますので、前々回を超える入場者があるのではと考えております。一方で、消費についても、いろいろな瀬戸芸関連グッズが充実してきていることもありますし、いろいろな意味で、消費額というものは単位あたり、1人あたりも多い可能性が見えていると思いますので、掛け算して、かなり上回るものになるのではないかとは思いますけれども、もう少し状況を見ながらでないと確たるところは言えませんが、そのように今考えております。

【3.県内のクーリングシェルター設置状況について】
記者:クーリングシェルターについてお伺いしたいのですけれども、昨年から導入が始まっているかと思います。実際にデータを取っていらっしゃるか分からないのですけれども、どの程度利用されているかであるとか、あるいは熱中症対策としてどういう局面で有効であるのか、あるいは課題などありましたら、知事の所見をお願いいたします。

知事:まず、クーリングシェルターとして扱うということは、熱中症特別警戒アラートが発令されてからということに位置付けとしてはされていまして、昨年度は幸いにもそういう事態がなかったということでございます。そういうアラートのない中でも、暑いときにご利用されているということもあろうかとは思いますけれども、去年は特別警戒アラートの時期がなかったということもあってデータ的には持ち合わせておりません。そして課題ですけれども、やはり知られること、知ってもらうことが大事ですので、警戒アラートが出たときは、そのお店に具体的な用事がない場合でも緊急避難できるというようなことを、まだまだ知られていないと思うので知ってもらうこと、それと284か所ということで、これの多い・少ないの評価は難しいのですけれども、さらにそういった指定が増えていくことも重要だと思っていますので、そういった追加を課題として今後取り組んでいきたいと思います。

【4.かがわマラソンについて】
記者:かがわマラソンの件でお伺いします。先日、かがわマラソンのコースが発表されたところだと思うのですけれども、この国道11号もそうですが、国道32号も含めて、終日や半日程度止まるとすると影響が大きいエリアだと思います。初回ということもあって、市民の方の理解を得たり、周知もそうですし、沿道のコンセンサスというのもこの件だと1日ですが、住民の方の理解を得たり、周知について、現時点でお考えのことや方向性があれば伺ってもよろしいでしょうか。

知事:ルート設定においては、盛り上がるマラソン、そしてランナーも気持ちよく走れるマラソンという点と、沿道の方を含めて県内中心に移動に制約がかかることから、できるだけ制約が少ないという点と、両者ベクトルとして反対を向くことも多いのですけれども、何とか折り合いをつけられる案だということで、今回お示しをしております。そして先日、具体的なルートの公表をしましたけれども、まだまだ知っていただいてない方も多いかと思いますので、今後、広報誌やいろいろな配布物でもお知らせしたいと思いますし、特に沿道の周辺にあたるエリアについては、いろいろな地域の組織もありますので、そういったところにも会合の折に知らせてもらうとか、できるだけきめ細かく、もう(開催まで)1年を切っていますので、早い段階からお知らせするように努めて参りたいと思います。

記者:知事のご認識として、国道32号を土日に走ると、綾川町と高松市内を行き来する車がそこそこ走っていたりするとは思うのですけれども、特に11号の東西の移動がある程度制限されることをいえば、個人的には影響が大きいかという気がするのですが、時間等を見て、このルートであれば影響は最低限に抑えられるのではないか、そういう認識でいらっしゃるということでよろしいでしょうか。

知事:はい。概括的にはそのように考えています。特に復路の時間というのは、先頭ランナーと最後尾とは大分時間が開きますので、そういったところでできる限り影響が少ないということを考えながらルートを示しておりまして、何とかご理解いただけるルートではないかなと考えております。

【4.かがわマラソンについて】
記者:「ボランティア協力団体の募集」ということで、今回このマラソンで個人はボランティアの受け付けはないということになるのですか。

知事:2,900人を目標にしまして、まずはまとめて協力いただける企業・団体の方に今回募集をさせていただいて、その募集状況を見て、さらに追加が必要な場合は個人の募集も引き続いてして参りたいと思っております。

記者:もし2,900人に満たなかった場合、個人の方(の募集)も考えるというようなことでしょうか。

知事:やはりこういうものにも参加したいという方もいらっしゃると思いますので、お声掛けはしていきたいと思いますけれども、必要人数をぜひ今後そろえていきたいという意味では、2段階で考えていきたいと思っております。

【1.瀬戸内国際芸術祭の混雑対応等について】
記者:瀬戸芸についてですけれども、最初の週末から直島の方で付船の対応もあったということで、このあたりの船の臨時ダイヤというのはそれぞれの船会社さんの判断になるとは思うのですけれども、週末で何か寄せられた声だったり、先ほどの必要な課題があればということで、何かそのあたりで今具体的に挙がっている声はありますか。

知事:この週末ではですね、幸いにもそういうことはございませんでした。ゴールデンウィークはさらに混雑が予想されますので、よく見て、船会社とも必要な相談をしていきたいと思っております。

【3.県内のクーリングシェルター設置状況について】
記者:熱中症対策ですけれども、県民の皆様へのメッセージがあれば伺いたいと思います。

知事:非常に今の時期は、いわゆる暑熱順応ができていないということをよく言われておりますけれども、暑さに慣れていないので、真夏のときよりも、なお注意が必要な面もあります。そしてまた今年の夏は昨年の夏の状況に匹敵するものというような予報もあります。できるだけ早い段階から、水分のこまめな補給、そしてエアコンの適切な利用、そして本当の炎天下のときにはできるだけ外出を避ける、このような一人一人の心がけが、これまでの考え方よりも一層注意をしながらお過ごしいただくということが重要ですので、ぜひ一人一人、もう一度ご確認いただければと思います。

記者:救急体制でいうと、24時間の電話窓口というものも今年度から始まったと思うのですけれども、他県では救急車の緊急時の利用等で、有料化というようなことも進んでいるところもあると思うのですけれども、そのあたり、知事としては今の段階でそういったお考えはあるのでしょうか。

知事:今、事前の電話対応を始めて、それによる効果が見られております。全国でも、今おっしゃられましたいわゆる有料化というものが一部始まったところもありますけれども、それの効果というのも、まだはっきりしないところもあると聞いております。そういったことのある中で、現時点では有料化ということについての具体的な予定はございません。事前のご相談の電話をぜひご利用いただけるようにお知らせしていきたいと思います。

【5.大阪・関西万博について】
記者:万博の自治体催事が30日から始まると思うのですが、ギリギリまで結構皆さん準備をされていて、その準備の様子をご覧になるとか、30日からの仕上がりという部分について、知事としてはいかがですか。

知事:非常に各市町も趣向を凝らしてやっていただきました。そして会場全体のつくりも、非常にユニークな香川らしいものになっていると思います。そして場所も、吉本の会場の隣であるとか、アニメの出展がされる場所の隣であるとか、世界中の方の関心が集まりやすいエリアの一角にあるということで、多くの方に来ていただけるのではないかとそういった期待をしながら、最終的に、あと10日切っておりますけれども、準備をしたいと思っております。

記者:着々と進んでいるというような。

知事:そうですね。着々と、市町と連携して準備が整ってきております。

記者:最後に、いらっしゃる方々に向けて、香川のどんな部分を発信していきたいですか。

知事:はい。やはり香川の1番のポイントは、瀬戸内海という海の魅力であると思います。それと、香川は県民性が非常に器用で、工芸品、こういったものが昔から栄えておりましたので、手袋などを中心に今も日本中の大きなウエイトを占めるそういう技術、それと讃岐うどんを中心とする食。海と技能と食、こういったものを中心に、知ってもらえるように準備して展示したいと思っております。
 

以上

 

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