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公開日:2025年4月16日

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知事記者会見 令和7年4月14日(月曜日)

知事記者会見録

  • 日時:令和7年4月14日(月曜日)13時00分から13時20分
  • 場所:香川県庁本館9階県政記者室
  • 作成:広聴広報課

 

【2分8秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)令和5年の5月以来、月間の交通死亡事故がゼロとなりました。
正)令和元年の5月以来、月間の交通死亡事故がゼロとなりました。

【2分40秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)3月末までに5人、その後お1人亡くなられたため、計6人亡くなられておりまして、
正)3月末までに5人、その後お2人亡くなられたため、計7人亡くなられておりまして、

【20分10秒付近の知事の回答を次のとおり訂正します。】
誤)そして、1割を超えるダイバートもございました。
正)削除

報告項目

  • 令和7年5月県議会臨時会の招集について
  • 前月の交通死亡事故について

報告事項

知事:
【令和7年5月県議会臨時会の招集について】
いつも大変お世話になります。今日もよろしくお願いいたします。私から2点ご報告をさせていただきます。1つは、令和7年5月県議会臨時会の招集についてであります。本日、県議会議員の方々から、常任委員会、議会運営委員会の委員・正副委員長の選任などの案件につきまして、県議会臨時会招集の請求がございましたので、臨時会を招集することにいたしました。招集日時は令和7年5月2日金曜日午前10時でございます。付議事件につきましては、「常任委員会委員及び同正副委員長、議会運営委員会委員及び同正副委員長並びに特別委員会委員及び同正副委員長の選任について」、そして「閉会中継続調査事件について」及び「専決処分事項の承認について」、これは訴訟の提起でございます。この3つでございます。招集の告示日は令和7年4月24日木曜日の予定でございます。
【前月の交通死亡事故について】
それから2件目は、前月の交通死亡事故でございます。お手元にマンスリーレポートがございます。3月中の交通死亡事故は0件ということで、令和元年の5月以来、月間の交通死亡事故がゼロとなりました。県民の皆様お1人お1人がお気をつけいただいたおかげでございますし、報道機関の皆様にもいろいろな機会で交通安全を呼びかけていただいておりまして、その結果としてこのようなことになったものと考えております。一方で、今年に入りましても、この(マンスリーレポートの)表では3月末までに5人、その後お2人亡くなられたため、計7人亡くなられておりまして、まだまだ交通死亡事故が続いております。何とかこれを県民全員の努力と決意でゼロにする、こういう強い気持ちで取り組んで参りたいと思います。引き続き報道機関の皆様方にも、いろいろな場面で呼びかけをお願いしていただければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。交通事故のポイントはいろいろございますけれども、やはり亡くなられている方の事故としては、車道横断中の事故がございます。特に夜間、そして高齢者の方、こういった方々の事故が多い状況でございます。横断歩道での歩行者優先は、ドライバーの方、これはマナーではなく交通ルールでございますので、必ず一時停止、まだまだ全国平均よりも一時停止の割合が低い状況であります。一時停止の徹底をお願いいたします。それから、歩行者の方へのお願いですけれども、やはり夜間の横断中の事故が続いております。夜間については、非常にドライバーから見にくいという面がありますので、反射材や、それから目立つ服の色、白や黄色といったものを身につけていただいて、ドライバーから見える、これが一番命を守る大切なことでありますので、何卒よろしくお願いいたします。私からのご報告は2件でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

質問項目

  1. トランプ政権の関税政策について
  2. 大阪・関西万博について
  3. 高松空港の高カテゴリー化に向けた動きについて
  4. 瀬戸内国際芸術祭2025について

質問事項

幹事社:
【1.トランプ政権の関税政策について】
【2.大阪・関西万博について】
【3.高松空港の高カテゴリー化に向けた動きについて】
幹事社の方から3つ質問いたします。まず1つ目ですが、トランプ政権の関税政策についてです。トランプ政権が打ち出した一連の関税政策をめぐりまして、現段階で県内の企業や投資家からどのような問い合わせや相談などが寄せられているのか、あわせて県内で確認されている影響を教えていただければと思います。また県としての、この関税政策に対する新たな対策や方針などがあれば一緒に教えてください。2つ目が大阪・関西万博についてです。大阪・関西万博が13日に開幕しまして、香川県も今月の30日から出展が予定されています。万博のこのにぎわいが大分報じられましたが、このにぎわいを受けまして、県の出展に向けた意気込み等、改めてお聞かせいただければと思います。もう1つが高松空港の高カテゴリー化に向けた動きについてです。今月、国土交通省においては、高松空港の高カテゴリー化に向けた検討調査費を含めて19億円の予算が配分されました。国の予算が出たことについて、知事の所感と今後の県の方針やスケジュールについて伺えればと思います。よろしくお願いいたします。

知事:まずトランプ政権の関税政策についてでございます。現在までの間に国に設けていただきました県内15か所の特別相談窓口に確認をいたしましたところ、先週夕方までに相談は1件あったということでございます。そして県の方でも商工労働部と農政水産部が相談対応を行っておりますけれども、現時点ではご相談や問い合わせはございません。そして県内の影響についてでありますが、先週33社、米国へ輸出をしている企業さまに状況を聞き取ったところでございます。まず1つは、直接輸出をしている企業さまの中で、影響が大きいのは間違いないけれども、まだどのような状況になるかの見通しは立っていないとの回答がありました。また、米国へ輸出する製品の部品などを調達している企業さまについては、納入している取引先から、本件についての注文の減少や取り止めなどは今のところなく、予定通りの生産を続けており、引き続き状況を注視するしか今のところはないというようなことでございました。一方農産物でございます。現時点での直接的な影響は今のところ届いておりませんけれども、オリーブ牛やオリーブハマチといった、香川県の開発した新しい農産物・水産物、このオリーブ牛やオリーブハマチは米国にも非常に高評価で輸出をしているところでありますけれども、今後この関税が適用になると影響が心配される、輸出が止まってしまうような可能性もあるのではないかというような、そういう心配をする声が届いております。県としての今後の対応でありますけれども、米国関税措置に関する連絡会というものを先週金曜日の4月11日に設置しまして、この連絡会において、県内の企業への影響や課題について情報共有を図るとともに、それを踏まえた県内企業への支援策について、この連絡会に参画していただくいろいろな機関の方で連携をしながら進めていく、この会を作ったところでございます。お配りしております資料の中に記載されています県内24機関で構成し、香川県の方は商工労働部長が会長を務めるということにしております。1回目の連絡会は今週木曜日の4月17日13時15分から県庁で開催いたします。この開催のときにはその時点で寄せられている相談の状況、そして今用意されている支援策を各機関からご報告いただき、情報共有をしたいと思います。また今後も適宜影響を把握するため、米国に輸出をされている企業様の状況をお聞きするアンケート調査のようなものを実施したいと考えておりまして、この件についてもお話をしたいと考えております。状況が非常に不透明なところがございますので、しっかりと状況を見て、また企業からの影響の度合いを見て、適切に、時期を逸しない対応が取れるように努めて参りたいと考えております。それから2つ目の大阪・関西万博でございますけれども、開幕を遂にいたしました。この大阪・関西万博は、多くの国内外からの方が訪れる、そして瀬戸内国際芸術祭とも時期を一にして開催されるということで、香川を知ってもらうための絶好のチャンスと捉えております。県の魅力をこの機にしっかりとPRできるように、そして本県への誘客にも繋げていくことを考えております。県の魅力としましては、やはりアート・工芸・瀬戸内海といった、こういったものが香川の大きな魅力でありますので、これを発信していきたいと思います。アート・工芸ということについて言うと、盆栽や丸亀うちわ・手袋、こういった香川ならではの技術を生かした工芸品、そしてそれにも使われるアート、こういった点を特に重視しながら発信していきたいと考えております。次に、3つ目の高松空港の高カテゴリー化のことでございます。4月になりまして、国土交通省が令和7年度の空港関連予算の発表をしておりますけれども、この中に高松空港の計器着陸装置の高カテゴリー化に向けた検討調査費が配分されたところでございます。この配分によりまして、国において、計器着陸装置の高カテゴリー化に係る設備の具体的な内容、そしてそれにかかる費用について詳細に検討、調査が行われるということでございます。そして、その調査結果を踏まえまして、計器着陸装置の高カテゴリー化の実施が次の展開になるわけですけれども、この実現に向けて、今回調査費がついたということは大きな前進であるという風に受け止めております。今後の予定については、国土交通省から、5月頃にはこの調査について、企業に委託をするということだと思うのですけれど、公告する予定で、調査結果は今年度にはまとめていくということを聞いております。そういうことから、最短では、令和8年度に計器着陸装置の高カテゴリー化の事業化が決定される見込みだと聞いております。県としては、国の今年度の調査に全面的に協力いたしまして、高カテゴリー化の早期実現、霧によるダイバート、そして条件つき運行が今の季節特に多くなっておりますので、1日も早い高カテゴリー化の早期実現を引き続き目指して取り組んで参りたいと考えております。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

【4.瀬戸内国際芸術祭2025について】
記者:先ほどの幹事社質問でも少しお話いただきましたけれども、万博も開幕いたしました。次は瀬戸芸の開幕が控えております。改めて、瀬戸芸開幕へ向けての期待感、期待することをお願いできますでしょうか。

知事:瀬戸内国際芸術祭は6回目を迎えまして、国内外から大きな評価を受けております。そしてこの開催を通して、香川の大事な財産である島、そして島の方の生活、こういったものの活性化にも繋がってきております。今回、6回目の開催ということで、これまでの実績を踏まえてさらに内容が濃い、これまでよりも多くの国内外の方々に来ていただきたいし、開催を通じて島の活性化にも繋がる、こういった開催にしたいという風に考えております。

【3.高松空港の高カテゴリー化に向けた動きについて】
記者:高松空港の高カテゴリー化に向けた国交省の調査の予算の関連で伺います。令和元年度に費用便益比の関係で、県で独自調査を行ったと伺っています。その際の課題感として、国が持っていた費用便益比が事業化の目安の1を下回るという部分があると思います。今回の調査で、またそこを改めて国交省としても検討するのだろうとは思うのですけども、ここのハードルについて、現時点でお考えのことがあれば伺ってもよろしいでしょうか。

知事:B/C(ビーバイシー)が非常に厳しい状況であったというのは、地形的な問題がございました。高松空港が高台の上に設置されていて、この高カテゴリー化の設置には、東西両側の盛土をして、そこへの設置ということが考えられ、それを、工事費が高くつくことから、B/Cも厳しくなるという状況がありましたけれども、これまでの航空局の内々・外々の調査によって、盛土量を減らして設置が可能ではないかという、こういうあらかたの方向性が見えてきていると聞いております。そういったことで、B/Cの問題は7年度の調査を踏まえて最終決定されますが、クリアできるのではないかと私は考えております。

記者:ありがとうございます。逆に現状ですね、国の調査に協力していく中で県として考えている課題感といいますか、こういうところをきちんと国にアピールしていきたいというような点を今お持ちでしょうか。

知事:やはりカテゴリーⅢがないために、今どれだけの乗客の利便性の損失に繋がっているかということについては、引き続きいろいろなデータを提供して、早期の実現の大きな判断材料にしていただきたいと考えております。

記者:高カテゴリー化のことで改めてなのですけれども、知事としてはこの実現に向けた意志といいますか、どれぐらいの思いで実現に向けて取り組んでいきたいかというところを伺いたいと思います。

知事:1日も早い実現を目指して取り組みたいと思っております。昨年も200回を超える、いわゆる条件つき運航がございました。高松空港は非常に交通の利便性が高く、ここに降りると四国の全てに、また京阪神まで移動が容易という大きなメリットがあって、外国のエアラインにもそこの評価を受けていますけれども、最大の弱点がやはり霧による問題です。これがやはり今後長引くと、空港の競争力の問題に直結すると思いますので、1日も早くこの弱点を補っていきたいという思いでございます。

 

以上

 

以上

 

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