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公開日:2024年7月3日

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海の生き物観察講座(三豊市会場)を開催しました!

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  • 日時 令和7年5月25日(日)14:00~16:00
  • 会場 大浜漁港、大浜海岸(三豊市詫間町大浜)
  • 講師 田中 真利子 氏(かがわ里海ガイド)
  • 講師アシスタント 山田 富士夫 氏(かがわ里海ガイド)、高嶋 光一 氏(かがわ里海ガイド)

 5月25日(日)、三豊市詫間町の大浜海岸にて「磯の生き物観察講座」を開催し、大人と子ども合わせて10名が受講 しました。はじめに、講師より磯場や潮だまりについての基礎的な説明があり、その中で磯場は潮間帯と呼ばれるエリ アに分けられ、上部・中部・下部によって棲んでいる生き物が異なること、また水質によって生息する生物が違うことな どが紹介されました。次に、磯の写真を使った「生き物がどこに隠れているか」クイズが行われ、大人も子どもも大いに 盛り上がりました。観察のポイントとしては、岩肌をじっくり見る、岩の割れ目や石の下を探す、潮だまりをそっと覗く、 採集した生き物をじっくり観察する、などが挙げられました。また、観察時の注意点として、ハオコゼ、ゴンズイ、ウミケ ムシなどの危険生物には触れないこと、水分補給をしっかり行うこと、波打ち際に近づきすぎないことなどの説明がありました。

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〈生き物観察〉

 今回のミッションは「指標生物を探して海の環境を調査すること」と「何種類の生き物に出会えるか」でした。説 明のあと、参加者は徒歩で大浜海岸へ移動しました。子どもたちはライフジャケットを着用し、潮間帯の上部から 観察を開始しました。岩肌の隙間ではカメノテが見つかり、中部ではスガイ、カイゴロモ、イシダタミ、ケガキなどが 確認され、下部ではクモヒトデやナガトゲクモヒトデなどが観察されました。観察の途中、マツバガイやウノアシと いった「マイホーム」を持つ貝の生態や、ヨロイイソギンチャクの名前の由来など、ここでしか聞けないお話もあり、参加者は興味津々な様子でした。その後、採集した生き物を一箇所に集め、みんなでじっくりと観察を行いました。観察後はすべての生き物を元の場所に返しました。

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〈振り返り〉

 大浜漁港に戻り、調査結果のまとめと振り返りを行いました。今回の観察では、水質は「きれい」、生物の豊かさ は「やや乏しい」と評価されました。2年前にはタツノオトシゴやヨウジウオの姿が確認されましたが、今回は見ら れず、また、講座当日は中潮の影響もあり、例年より観察できた生き物の数が少なかったそうです。最後に、講師 から『おでかけMAP』を活用してさまざまな海岸に出かけてみてほしいこと、また大人の目線ではなく子どもの 低い目線で見ることで、より多くの生き物に出会えるとのアドバイスがありました。

 講座終了後のアンケートでは、「生物を集めて“水族館を作る”試みは、大人でも楽しめた」「知らない生物のことが知れた」「生でウニを見て衝撃を受けた」といった感想がありました。

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