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8月21日(金曜日)、香川大学幸町キャンパスオリーブスクエア多目的ホールにて「香川大学訪問交流講座~大学生と海ごみ問題を考えよう~」を開催し、7名が受講しました。本講座は、海ごみ問題をはじめとする環境問題について学び、グループワークや意見交換を通して香川大学の学生活動への理解を深めました。
〈解説〉香川大学で地域とつながる~香川を舞台に学ぶ13のプロジェクト~
はじめに、古川先生から「VUCA(ブーカ)の時代」について説明がありました。VUCAとは、Volatility(変動性)、
Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉です。変化が激しく、
将来の予測が難しい社会では、さまざまな状況に臨機応変に対応する力が求められているとのお話がありました。そ
のためには、座学だけでは身に付けることが難しい「非認知能力」を、地域でのプロジェクト活動を通して育むことが大切だと説明いただきました。
香川大学の学生プロジェクトは、地域と連携しながら、学生が主体となって活動を進める取組です。企画や運営だけ
でなく、自分たちの活動で得た収益も活用し、それぞれのプロジェクトの目標に向かって自由に活動しているそうです。2005年に始まった「直島地域活性化プロジェクト」をはじめ、現在は13のプロジェクトが進行しています。離島振興や地域振興、産業振興、環境、福祉など幅広い分野で活動しており、約5,000人の学生のうち、約1割がプロジェクトに参加しているとのことでした。こうしたプロジェクトは、現場を体験することで理論と実践の融合を図るとともに、学生の人間力を高め、香川大学として地域に貢献することを目的としています。今回の講座は、これらのプロジェクトのうち、環境問題について考える学生ESDプロジェクト「SteeeP」の皆さんに企画・運営していただきました。
〈座学〉海ごみ問題について
続いて、SteeePの学生から、団体の活動について紹介がありました。SteeePには現在、53名の学生が所属し、「香川から世界へ、エコな社会を目指して」をテーマに、環境問題やSDGsに関する活動に取り組んでいます。具体的には、フードドライブや海・川のごみ拾いイベント、環境に配慮した取組を行っている企業への取材などを実施しているそうです。
その後、海ごみ問題について説明がありました。海ごみが発生する原因や、海の環境や生き物に及ぼす影響について学び、瀬戸内海を守るためには、まず海に関心を持つこと、ごみ拾いに参加すること、そして、一度海へ流れ出たごみは回収が難しいため、「ポイ捨てをしない・させない」ことが大切だとお話がありました。


〈グループワーク〉海ごみ紙芝居を作りました
海ごみについて学んだ後は、「子どもたちに瀬戸内海を大切にしたいと思ってもらえる物語」をテーマに、グループごとに紙芝居作りに取り組みました。大学生のサポートを受けながら、まずは物語を通して伝えたいテーマやメッセージを決めました。そして、テーマに沿ったあらすじや場面ごとのイメージを考え、付箋やホワイトボードを使いながら、アイデアを形にしていきました。
Aチームは、「ごみを捨てないこと」をテーマに物語を制作しました。ポイ捨てされたごみが川から海へ流れ着き、細かくなったマイクロプラスチックを魚が食べ、その魚を人間が食べることで体調を崩してしまうという、ごみが人間の生活にも影響を及ぼすストーリーを考えました。
Bチームは、未来の海をテーマに物語を制作しました。海へ出掛け、汚れた海と理想の海を目にしたことから、海をきれいにするためにごみ拾いを始めます。最後には、実は夢の中での出来事だったことが明らかになるという、意外性のあるアイデアを形にしました。
初めはアイデアを出したり、お互いのイメージを共有したりすることに苦戦していましたが、物語が形になるにつれて発想が広がり、グループ内の会話も弾んでいきました。発表に向けて、それぞれの役割やセリフを考え、発表時の動きを確認するなど、協力して準備を進めました。
その後、グループごとに完成した物語を発表しました。Aチームは劇、Bチームは紙芝居と、それぞれ異なる表現方法で海ごみ問題について発表しました。




〈振り返り〉講座を通して感じたこと
最後に講座全体を振り返り、グループ内で感想を共有しました。受講者からは、「海ごみについて学ぶ良い経験になった」「初めて会う人たちとの活動で緊張したが、楽しかった」といった感想が発表されました。また、大学生からは、「今回の講座が、これからの生活の中で海ごみについて考えるきっかけになれば」との言葉がありました。今回の講座は、海ごみ問題や香川大学の学生プロジェクトについて学ぶとともに、初めて会う仲間や大学生と意見を交わし、一つの作品をつくり上げる貴重な機会となりました。
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