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8月初旬の日曜日。香川県下全般が最高気温が35℃を越える猛暑日でした。この炎天下の中、妻とお出かけ先を模索して決めた行先が塩江温泉郷でした。高松市内を出発して空港通りを一路南下して約1時間。
塩江美術館に到着しました。車を降りて驚いたのは涼しい。
高松市市街地よりは3~4℃低いのではないでしょうか?塩江美術館は小規模ですが、さすがアート県香川をほうふつとさせる白壁のシンプルかつデザイン性に富んだおしゃれな展示空間です。中に入ると香川県出身の画家江戸健氏、熊野俊一氏の抽象絵画や写実的な絵画が展示されています。
作品を満喫して美術館を出て、川沿いの散策路を一回りしました。この散策路は川の水の音が聞こえ川からくる涼風がさわやかで夏の散策にはピッタリの散策路です。さらに散策路に13基の塩江温泉に遊びに来て詠んだ野口雨情氏らの句碑もあり、桜の木もたくさんありますので春も楽しめるなぁと感じました。
さて美術館をあとにして車でさらに登り内場ダムに到着。ダム湖の水面や、下流河川の流量を維持する放流の水しぶき、一見の価値があります。管理事務所に立ち寄ると県の担当職員の方がおられ、ダムの状況を説明してくれました。今年は雨が少なく水位が下がって今後の水供給が心配だと聞きました。
そして塩江のお楽しみの1つはおいしい食堂がいくつかあることです。昔ながらのおでん、ばらずし、そしていりこだしのラーメン、どれも抜群のさぬきの味です。
見て聞いて涼を感じて、そしておいしいものを味わって満足して帰りました。
塩江温泉郷は高松空港からも近くインバウンドの増加に伴い、ホテルや旅館もにぎわいが戻ってきました。ぜひ皆さん一度お出かけ下さい。
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