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公開日:2025年9月1日

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瀬戸内ギャラリー第18回企画展
新民芸の創出ーデザインで生活を豊かにするー

趣旨

当館が開館した昭和40年代、栗林公園商工奨励館を舞台に、和田邦坊による民芸指導や、流政之を中心とした讃岐民具連の活動が行われるなど、香川のデザイン運動は多方面に展開していました。
本展では、民俗資料館の視点から、地場の民芸(古民芸)や海外の生活用品に学び、風土に根ざした素材、技術をいかして取り組まれた香川県の新民芸創出の活動を紹介します。また、伝統的なくらしの道具の転換点とも重なる大阪万博前後の大きな変化のなか、デザインで生活を豊かにしようとした香川県内の取り組みに注目し紹介します。

 

チラシ(PDF:2,828KB)

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展示詳細

令和7年913日(土曜日)~119日(日曜日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は、原則として翌火曜日)

瀬戸内海歴史民俗資料館第1展示室中2階瀬戸内ギャラリー

(高松市亀水町1412-2五色台山上)

主催等

主催:瀬戸内海歴史民俗資料館(香川県立ミュージアム分館)

協力:高松市屋島山上交流拠点施設やしまーる(連携企画)

展示構成

(1)戦後の産業復興
(2)栗林公園商工奨励館の活動
(3)県試験研究機関・文化施設の活動
(4)万博とデザインイヤー'73、伝統的工芸品、諸職調査、そして今

展示資料・作品数

当館および栗林公園観光事務所等が所蔵する資料約200点

 

 

関連行事

講演会

「美大発!民具"楽"の提唱ー民具=「生活の造形アーカイブ」の活かしかたー」

日時 1018日(土曜日)13時30分~16時
講師 加藤幸治氏(武蔵野美術大学教授、美術館・図書館副館長)
場所 香川県立ミュージアム講堂(高松市玉藻町5-5)会場にご注意ください
定員 230名(先着順)
申込期間 9月2日(火曜日)から受付開始(定員になり次第、終了)

 

連続講座「戦後香川のデザインを考える」

第1回「世界に誇る香川ローカルデザイン」

日時 927日(土曜日)10時~11時30分
講師 中條亜希子(やしまーる館長)

第2回「昭和30~40年代の新民芸創出についてー県施設の活動を中心としてー」

日時 104日(土曜日)10時~11時30分
講師 田井静明(当館職員)

第3回「デザイナー和田邦坊の秘密」

日時 111日(土曜日)10時~11時30分
講師 西谷美紀(灸まん美術館副館長・学芸員)
場所 瀬戸内海歴史民俗資料館研修室
定員 各回40名(先着順)
申込期間 9月2日(火曜日)から受付開始(定員になり次第、終了)

 

トークイベント

「香川のモノづくりとデザイン」

連続講座の講師が一堂に会し、本展について語り合います。

日時 118日(土曜日)13時30分~15時
講師

中條亜希子(やしまーる館長)、田井静明(当館職員)、西谷美紀(灸まん美術館副館長・学芸員)

聞き手松岡明子(当館館長)

場所 高松市屋島山上交流拠点施設やしまーる(高松市屋島東町1784-6)会場にご注意ください
定員 40名(先着順)
申込期間 9月2日(火曜日)から受付開始(定員になり次第、終了)

 

展示解説

展示会場で当館職員が解説を行います。事前申込不要です。

日時

913日(土曜日)・1025日(土曜日)・119日(日曜日)10時30分~11時30分

場所 瀬戸内海歴史民俗資料館瀬戸内ギャラリー

 

いずれも無料/講演会・連続講座・トークイベントは事前の申し込みが必要です。
【申込方法】
いずれも電話、「香川県電子申請・届出システム(外部サイトへリンク)」を利用したインターネットでお申し込みください。

主な展示資料

01 02

『DIRECTORYofEXPORT-INDUSTRYKAGAWA1950』[当館蔵]
占領下の香川県の輸出品と製造業者を紹介した冊子。機械金属器具25社、化学薬品5社、繊維品26社、漁網漁具5社、食料品9社、木製品32社、竹製品9社などが紹介され、外貨獲得のための輸出振興が図られた。

▲讃岐民芸館に掲げられた「民芸とは」の説明板
[栗林公園観光事務所蔵]
昭和40年(1965)に開館した栗林公園讃岐民芸館は、日本民芸協会から離脱した三宅忠一(日本工芸館館長・大阪)に指導を仰ぎ開館した。讃岐民芸館の説明版は日本工芸館のものに倣ってつくられた。
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▲ジェトロ収集海外優秀商品[当館蔵]
昭和46年(1971)、香川県技術開発センター(現香川県産業技術センター)にデザイン研究所が併設され、ジェトロが収集した海外優秀商品約2,000点が展示された。その中にある、県内製品の意匠改善や輸出振興に供された欧米の生活用品。

▲海外輸出向けモビール「麦わら馬」武田三郎考案[個人藏]
麦わら帽子などに使われる麦稈(ばっかん)を利用したモビール。民芸や玩具に造形の深かった多度津町の木版画家武田三郎が新たに考案して海外に輸出し、アメリカで爆発的に売れた作品という。

 

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展示

 

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