ここから本文です。
ダムの湛水は、その機能を発揮するために最も重要な事項であり、その安全性について十分に確認する必要があることから、ダム工事では本体打設の完了後に試験湛水を行い、ダム本体、放流設備、貯水池周辺の地山等の安全性を実際に検証した上で、通常の管理に移行することとしています。
椛川ダムでは令和3年3月2日より試験湛水を開始し、令和6年6月の平常時最高水位到達後、洪水時最高水位(サーチャージ水位)への到達に向けて試験湛水を継続していたところ、令和8年6月に発生した台風第6号・第7号の降雨等により貯水位が上昇し、同年7月2日にそれまでの経験最高水位を大きく更新して標高360.37m(サーチャージ水位まで残り13cm)を記録しました。
その後、洪水期に備えて平常時最高水位まで水位低下を行ったことから、目標としていたサーチャージ水位にはわずかに到達しませんでしたが、これまでの水位上昇及び低下の実績によって未経験水位を含むダム堤体・貯水池周辺斜面の安定性を確認できたことから、試験湛水を完了し、10月30日から本格運用を開始しています。
| 試験湛水 開始 | EL 283.90 m | 令和3年3月2日 |
|---|---|---|
| 最低水位 到達 | EL 301.20 m | 令和3年3月21日 |
| 渇水対策水位 到達 | EL 334.60 m | 令和3年8月22日 |
| 平常時最高貯水位 到達 | EL 352.00 m | 令和6年6月23日 |
| 最高水位 到達 | EL 360.37 m | 令和8年7月2日 |
| 水位低下 完了(平常時最高水位) | EL 352.00 m | 令和8年7月10日 |
椛川ダムの貯水位に関する最新情報は、かがわ防災Webポータル(外部サイトへリンク)のダム情報からご確認ください。
・椛川ダム状況写真(令和6年6月24日時点)

・常用洪水吐きからの越流状況写真(令和6年7月13日時点)

・最高水位EL 360.37m到達時の写真(令和8年7月2日時点)
①ダム堤体下流側より上流方向 ②ダム堤体上流側より下流方向

③非常用洪水吐き(上流側より) ④樺川大橋(ダム湖右岸)

⑤ダム湖上流側より堤体方向 ⑥ダム湖上流端方向

令和7年の少雨の影響により、香川県内の県東部(東讃及び高松(試験湛水中の椛川ダムを除く))のダムにおいては、8月31日時点の平均貯水率が47%と平年値80%を大きく下回り、特にかんがい面積の大きい内場ダムでは、かんがい用水が必要な9月下旬での利水容量の枯渇や、夏季における貯水位低下に伴う水質の悪化が懸念されました。
このため、内場ダムの同一水系で上流側に位置する椛川ダムから、緊急的に約1,800千m3の放流を実施したことにより、内場ダムの枯渇を回避し、水道用水及びかんがい用水の安定的な取水を確保することができました。(詳細内容は下記のファイルでご確認ください。)
このページに関するお問い合わせ